食べること
〜食べ物によって体も心も変わる〜

生きることは、食べること。 食生活のありかたによって、病気の原因にも、病気の予防にも、さらに病気の改善にも影響するのは確かなことです。さらに、人生にも運命にさへも影響すると言われています。特に子供を育む人たちは、食に対して真摯に向き合って欲しいと思います。親から与えられる物を、何の疑問を抱かず信じて食べて生きている子供たちの体と心の健康を管理するのは親の責任ではないでしょうか。欲するものやねだるものを与えることが、親にも子供にとっても満足で幸せなことという考えでいいのか、自問する必要があります。食を大切に思うかどうかで、 何を選び、どのように食べるかが違ってくるでしょう。

食べる事はただ空腹を満たすだけではありません。「いただきます」には、「いのちをちょうだいします」という意味があります。いのちを授けてくれているいのちの源に対しての感謝の気持ちの表現です。同時に食事を作ってくれた人、 育ててくれた人などたくさんの人への感謝の気持ち込められています。私たちのいのちはすべて繫がっていて、その大きないのちの営みの中に生かされている、そして、自分はその一部分を受け持っているま尊いいのちの一つです。
食の原点は家庭です。作る、食べる、おいしいという喜びを家族で共有し、食を通していのちの尊さを感じる感受性を養うことができれば、きっと子供たちを豊かな人生へと導いてくれるでしょう。

しも、今自分の食生活のバランスがとれていないなと思い当たるところがあったら、自分のため、お腹の中で育つ赤ちゃんのため、我が子のため、家族のためにも、食生活を見直してみましょう。食の傾向をかえるためには、どうしても頭の切り替えが必要です。 食生活の改善とは、人して何をやり、どう生きているかという問題意識を持ち、そのための健康管理として、様々なことを試みて自分に合ったものを探し出す行いです。悪いと思ったことはすぐやめて、良いと思ったことは実行に移せばいいのです。自分の体についての知識を増やし、生きぬくための知恵をもつようになると、ほんものを見分ける舌が養われ、自分で選んだおいしい食べ物が,健康にも通じるという本来の食通になります。 

我が家では、四季の食材を使って手料理をすることを基本にして楽しんで食べています。私も主人も子どもたちも皆病気知らずです。正しい食事をしていると、体の調子はよくなることに気づきます。そして次第に、自分の身体が何を必要としているか敏感に感じられるようになります。また、食事を作る楽しみもでてくるでしょう。ヨーガの基本の食のありかた、またヨーガに関係の深いアユールベーダや薬膳を学び、家族の健康を担う母として日々の食生活で自分が感得した、身体にやさしい食生活の基本を以下に書き出しました。参考にしてみてください。ただ、あまり神経質にならずに、気持ちをおおらかにもって取り組みたいものです。食事は「感謝して」「美味しく」「楽しく」が大切ですから。

生まれた環境に適した食事をするー日本人の場合は穀物野菜を中心に
歯の形や腸の長さなどを見ると動物の適応食が解ります。成人の32本のうち20本はすりつぶすための臼歯で、下あごが左右前後自由自在に動くこと、腸絨毛が発達していること、口内で最初に分泌される消化酵素の1つが糖質を分解する酵素アミラーゼ (プチアリン)であることなどから、人の体は穀物菜食が適していると言われています。また、日本人は、古くから米を中心とした穀物や野菜を食べてきました。

暮らしている土地で取れた旬のものを食べる
人の体は、住む土地の風土や環境と密接なつながりを持ちながら順応していきます。自分が生活している土地でとれる旬の食物を食べることにより、その土地と季節にあった健康な体をつくります。自然のサイクルと繋がりましょう。
自然は、その時に人が必要な食物を作り出します。また旬の食べ物は、新鮮で、栄養価も高く、おいしいです。また、地元で作られている旬の食材は安値なので経済的です。

丸ごと食べる、感謝して食べる
植物や動物のいのちを余すところなく、すべてを大事にいただきます。生きとし生けるものすべての源、大いなる存在/神に感謝します。全体を食べることで炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、その他の有効成分などが捨てられることなく摂取できます。例えば、大根なら根も葉も、皮もすべて食べます。米なら胚芽も表皮も含む全体の玄米、小麦なら全粒粉のように。大切な栄養素や有効成分が残された未精白のもの全体を丸ごと食べます。

加工食品、インスタント食品を減らし、新鮮な食材を選ぶ
加工品や既製の食品などのラベルを見ると、普段聞いたことのないような添加物の薬品名が書かれています。体にいい物か悪い物かをきちんと把握して買いましょう。合成保存料、着色料などの食品添加物のほとんどは、体によい影響を与えません新鮮な食材を選び、毎日食べるものを質を変えることが健康のプラスとなります。

できるだけ無農薬の食材選ぶ
農薬が体に悪いことは、言わずとも知れた事でしょう。無農薬の食べ物は栄養価が高いです。最近では、オーガニック野菜が手軽に手に入るようになってきましたが、値段が高すぎる、有機野菜が手に入らない場合などは、 重曹で野菜を洗う方法をおすすめします。(方法:ボールに水をはり、重曹小2を入れ、野菜を30秒ぐらいつけて、洗い流します。)

砂糖はできるだけ控える
糖類を必要以上に取りすぎると、免疫力を弱め、感情不安定の原因となります。

腹八分、よく噛んで食べる
「腹八分に病なし」と言われるように、消化をよくすることは、身体によい食べ方の基本です。ヨーガ/アーユルヴェーダでは、一口32回噛むことを勧めています。噛めば噛むほど出てくる唾液には、消化酵素がたくさん含まれています。この酵素は消化を助けてくれるため、身体への負担が減ります。さらに噛むことで、満腹中枢へおなかいっぱいの信号が伝わりやく、過食を防いでくれます。 「食事は瞑想である」とも言われ、静かで落ち着いた気分で十分に噛み味わってみましょう。

自分で作る
台所が、家族全員のための健康の発信地です。 安心して食べられる食品は可能なかぎり自らの手で作る事です。既製品の食物は、何がどのくらい入っているか定かではありませんが、自分の作った料理は、食材も分量もきちんとわかります。作っていくうちに料理の腕もあがり、作る事は実に楽しく、暮らしを豊かに感じさせてくれるでしょう。家族の「おいしい」という笑顔は母としての喜びのひとつです。

家族みんな揃って食べる
ひとりごはんの味気なさは、多くの人が経験していると思います。食事を家族皆で楽しく過ご
すことは、幸せな家庭を築いていくための大切な日々の行いです。

 

さらに、ヨーガを深めたい、瞑想、精神性を極めたいと思われる方のために、上記と重なる部分もありますが、ヨーガ/アユールベーダーの食の教えを紹介します。
知識として知っておくのもよし、できることから実践してみてもよいでしょう。

ヨーガの食事法 -(MITAHARA)
★アサーナ(ポーズ)の前後2時間は食事を取らない
★食事の直前、最中、直後に水を飲まない

★昼食時が一番大きな食事にする(昼食時が消化力が一番活発になるため)
★3食、定期的な時間に食べる
★作り置きしない、残りものを一晩おいて食べない
★新鮮な食材のみをとる(缶詰、冷凍食品は食べない)
★玉ねぎ、にんにく、アルコール、カフェイン、肉、魚、卵を取らない
★野菜、果物、牛乳、ギー、ナッツや種類、少しの穀物など、体に負担のかからない消化の早いサトヴィックな食材を取る
★食べる事だけに集中し、何かをしながら考えながら食べない
★沈黙で食べる
★良く噛む
★腹八分
★食べる前、後に感謝やお祈りをし、神に最初に捧げる
★無駄に食べない
★無理に食べない
★感情の波が激しい時には食べない


忙しいお母さんでも早く簡単に作れる、
おいしいベジタリアンレシピをブログで紹介しています。

下のURLクリックするとブログにジャンプします

http://poornamatriyoga.blog67.fc2.com/

*************************************

母乳について
〜地球上で一番すぐれた飲みもの〜

赤ちゃんにとって、お母さんの母乳以上に勝るものはありません。 母乳には優れた点がいっぱいあります。母乳に含まれる物質が、有害な細菌やウイルスから赤ちゃんを守ってくれます。 母乳には、脳と神経の発達を助ける成分も含まれています。母乳だけ与えられた子どもは、アレルギーになる可能性が少なくなります。また、おっぱいを飲む事でお母さんとの結びつきを感じ「愛する」ことを学びます。

おかあさんにとっても利点はたくさんあります。産まれたばかりの赤ちゃんに乳首を吸ってもらうと出血の量も少なくてすみ、子宮が元の大きさに早く戻ります。体重も早くもどります。また、お母さんの病気を予防します。母乳育児をしたお母さんは,乳がんにかかりにくいことがわかっています。卵巣癌、乳路感染症、骨粗しょう症も予防します。さらに、母乳育児は、人工乳育児にくらべ、ずいぶんと時間、お金、手間を省けます。
 
私自身二人の子どもを母乳で育てました。産まれてすぐ、自らおっぱいを探して吸い付く我が子を抱いた時の感動は今でも忘れません。母乳を与える時に心の奥深くから感じる「母性」、我が子との絆、そうした母ならではの喜びは,私だけでなく多くのお母さんが体験しています。 母乳は赤ちゃんにもお母さんにも最高のものなのです。

しかし、 母乳のすばらしさは知っていても、適切な情報や援助を得られなかったり、 問題が起こって母乳育児をあきらめてしまうお母さんがたくさんいます。赤ちゃんにおっぱいを飲ませるということは、とても自然なことでありながら、こつを知らないと、母乳育児がなかなか大変なものになってしまいます。せっかくの自然の恵みを、途中であきらめてしまうのはもったいないです。 

イギリスでは、NHSでも、出産後に母乳育児に行き詰まったら、自分が出産した病院に連絡をとり、母乳育児の専門家と会い1対1で指導を受ける事ができます。
英語になりますが、La Leche LeagueやAssociation of Breast Feeding Motherなどの母乳育児ボランティア団体ではヘルプラインを設けていて、いつでも電話での相談を受け付けています。また、各地でBaby Cafeと呼ばれている、母乳育児の集いも頻繁に開かれています。母乳育児を楽しんでいるお母さんたちが集まって情報交換をしたり、悩みなどがあれば、母乳育児の専門家からアドバイスを受ける事ができる場です。初めての母乳育児では、解らないことだらけで、誰もが様々な悩みを抱えていますそんなときは、一人で悩みを抱えず、NHS、ヘルプライン、集いなどを利用して専門の人に相談してみましょう。

ヘルプラインの電話番号
●ラ レチェ リーグ tel: 0845 120 2918

●アソシエーション オブ ブレストフィーディング マザー
tel:08444 122 949

●ラ レーチェ リーグ イギリスのウエッブサイト
http://lllwestlondon.blogspot.com/

ラ レーチェ リーグ 日本のウエッブサイト
http://www.llljapan.org/

●日本ラクテーションコンサルタント協会の母乳情報ウエッブサイト
http://www.jalc-net.jp/public.html

 


e-mail:matriyoga@gmail.com
tel/fax: 07973 830074